「ナナミ、なんか元気が無いな。…どうしたロボ?」
「誰でもスランプはあるから気にするな。こんな方法はどうロボ?」
勉強の効果は、すぐには現れないものです。一定の助走期間があります。それは短いかもしれませんし、長いかもしれません。初めは「こんなに努力しているのに、なぜ効果が上がらないのだろうか」と焦ります。誰にもスランプは必ずあります。
でもそれに負けてはいけません。多少時間はかかるでしょう。必ず効果が出ると信じて持続できるかどうかが勝負の分かれ目です。先が見えるとけっこう頑張れるものです。しかし、ゴールが見えてこない状態はかなりきついものです。効果は努力と比例するとは限りません。ある日なにかのきっかけで、突然効果が見えてくるものなのです。日々の努力を続けるために、小さなご褒美を考えてみてはどうでしょうか。
「この問題をやったら、美味しいお菓子を食べる」とか「この問題が8割できたら、ビールを飲む」とか、日常的なちょっとしたことでよいのです。そうやって自分を元気づけながら、とにかく勉強を持続させましょう。自分でコントロールできない「不調」のときは、思い切ってペースダウンして、勉強そのものは続ける努力が必要です。そんなときは肩の力を抜いて、簡単な問題をやってみてはどうでしょうか。やると決めたことはやる、という意志の強さが大切なのです。能力の差は、努力とノウハウによって克服できるのです。
「(モグモグ…)ハッ!!お腹が!?」