「それは「作業興奮」ロボ!。人間の脳は作業しているうちに興奮してきて、作業に合ったモードに変わってギアチェンジされるロボ!」
勉強をやる気があまりない場合でも、とにかくやり始めるしかありません。「えーそれは無理…」と思うかもしれませんが、人間の脳は使っているうちに、側坐核が自己興奮してきて、集中力が高まってきます。集中力が高まると気分が乗ってくるのです。この現象はクレぺリンという学者が発見し「作業興奮」と呼ばれています。人間の脳は作業しているうちに興奮してきて、作業に合ったモードに変わるのです。ギアチェンジされるというわけです。
この現象は、日常生活の中で誰もが経験しています。たとえば、原稿を書くときや本の読み始めに、だんだん乗ってくる自分に気がついたことはないですか?だから、勉強し始めになかなか進まなくても、とにかく始めることが大事です。どうしても目標を達成したいと思い込めば、必ず「作業興奮」の状態になります。
*側座核 脳のほぼ真ん中に左右1つずつあり、脳をリンゴにたとえるとその種のようなイメージ。やる気を生み出すところ。なかなか活動してくれないが、ある程度刺激が与えられると活動する。
●やる気がない場合でも、やり始めるしかない ●やっているうちに、側坐核が自己興奮し、集中力が高まり気分が乗ってくる ●作業しているうちにギアチェンジし、作業に見合ったモードに変わっていく