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企業紹介記事

2013年09月21日 日本経済新聞
2011年03月01日 日本経済新聞
2010年12月11日 日本経済新聞
2009年01月23日 日本経済新聞
2008年12月13日 日本経済新聞
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2008年03月06日 コロンブス 3月号
2008年01月31日 埼玉新聞
2006年10月12日 埼玉新聞
2006年08月08日 日本経済新聞
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2001年05月18日 日刊工業新聞
2001年05月15日 埼玉産業文化新聞
2001年04月03日 産経新聞
2001年03月30日 日経新聞
2001年03月18日 讀賣新聞
2001年02月23日 全私学新聞
2001年01月30日 日刊工業新聞
1999年08月25日 産経新聞
1999年11月11日 日経新聞
1999年06月09日 日経新聞
1999年03月13日 全私学新聞
1996年05月21日 日経産業新聞

 

2013年9月21日 日本経済新聞
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2008年5月1日 読売新聞
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2008年3月6日 コロンブス 3月号

コロンブス 3月号

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2008年1月31日 日本経済新聞
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2004年5月28日 日経産業新聞


2004年5月21日 日本経済新聞


2003年5月10日 朝日新聞
ビジネス&ライフ
激戦の教材ソフト市場
製作 会社『メディアファイブ』社員24人で販売2〜4位

深刻化する不況下、資格取得に走るサラリーマンや失業者、学校5日制で子供の学力低下を心配する親たち。それにパソコンの普及も相まって教材ソフト市場が激戦を極めている 。そんな中、社員わずか24人というさいたま市の教材ソフト製作会社「メディアファイブ」が健闘している。マイクロソフト、 NEC関連会社など大手を向こうに回し、ここ半年の月別販売実績では2〜4位を維持。小さな組織のどこにそんな力があるのか。本社を訪ねてみた。
「編集できる内容」好評
JR武蔵浦和駅にほど近い住宅街に本社はある。3階建ての一見、民家風。ここから中小企業診断士、ケアマネジャー、宅建といった資格試験、小中高向けの学習、語学などの教材ソフトを発信している。
激戦市場の中でなぜ顧客の支持を得ているのか。北畠謙太郎社長(42)は「知識の切り売りではなく、とことん学ぶ側のことを考えているからでしょうか」と分析する。
同者のほとんどのソフトには、北畠社長が考案・開発した「エデュカートリッジ・データシステム」(EC)が取り入れられている。システムの大きな特徴は、ユーザー自身が購入したソフトの編集をできる点だ。例えは語学ソフトならソフトに入っていない語彙や熟語を新たにデータベースに加えることが可能で、自分だけの単語帳や問題集をつくることができる。
また楽しく学べるゲームモードのほか、国内特許申請中のナビゲーションモードというスケジュール機能もある。例えば、来年3月に資格試験を受けたいが、土日に2時間ぐらいしか勉強できない。そんなデータを入力すると、カリキュラムを自動作成してくれる。「酔っぱらって土曜日に勉強できなかった。そんな時もカリキュラムを作り直してくれます。自分の経験から、こんな機能があれば、と考えたんです」と北畠社長。
やはり「楽しく無理なく」といったユーザー本位の姿勢が支持されているようだが、最近は個人だけでなく教育現場で取り入れるところも増えている。
東京の市立工業高校では補習出席率が飛躍的に伸びた。所沢市の市立中学では社会科系のソフトを導入し、生徒の意欲が高まったという。
株式会社になって10年目の今年、大手書籍取次店と取引し、家電量販店中心だった販路を書店にまで広げた。学習意欲のある人が集まると考えたからだ。1万円前後から2万円前後。決して安くはないが、北畠社長は「消費する商品は売れないが、投資する商品は売れるんです」という。
社員24人で6部制を敷く。各部にある業績評価制度は、数字や責任の明確化だけでなく、人間形成に重点が置かれる。人間としての成長が「購買層の投資に見合う良質な教材づくり」に不可欠と考えるからだ。


2002年3月3日 読売新聞
挑戦 企業便り
楽しい勉強法追求 全"自前"でニーズに即応


パソコン画面上に次々に現れる練習問題を解いていくと、成績を反映してキャラクターのロボットが成長する。正解の数だけでなく、問題を解くスピードなどで、ロボットの「反射神経」「パワー」「スタミナ」などが強化され、その度合いによって、仮想空間でのロボットたちの祭典「ロボリンピック」での成績が決まる──。
 このように、遊び感覚で学習できるのが同社のソフト。「小、中、高校シリーズ」のほか、資格取得や語学習得用もある。学校で習ったことをプログラムに追加する編集機能も付いており、日米で特許を申請中だ。
 「国立大の付属小学校出身ですが、勉強の内容が難しくて苦労したんです。特に、単調な暗記を楽しくできないかと開発したのが、このソフト」と北畠社長。
 大手を含め、しのぎを削る学習ソフト業界で、売上高で五本の指に入る。その秘密は、開発から営業まで一貫して自前なこと。プログラム内容はもちろん、画面を目に優しいように加工したり、文字を大きくするなど、ユーザーの細かいニーズに即応できるのが強みだ。
 北畠社長は「いい製品を作るコツは、利益よりも、ユーザーがどんな商品を望んでいるかを考えること」。自らの体験を基礎に、今後も「楽しい勉強」のためのツール作りを目指す。
(塚原 真美)


2001年5月18日 日刊工業新聞


2001年5月15日 埼玉産業文化新聞


2001年4月3日 産経新聞
メディアファイブ(浦和市)
学習や資格試験用ソフトの開発・販売 ネット使い通信教育事業も


コンピューターの教育用ソフトで業界8位のシェアを占める。浦和市のベンチャー企業「メディアファイブ」は、小学生から社会人まで幅広い年代がゲーム感覚で楽しく学び、自分で編集できる学習ソフトの開発、販売などを手がける。
 小学生から中学、高校生対象の学習シリーズは、問題を解くことでロボットが成長するストーリーを取り入れ、特訓モードや編集モードで、不得意な部分を徹底的に繰り返すことで克服できる。社会保険労務士や行政書士試験など資格試験用ソフトも合わせて、これまで計約50種類のソフトを販売している。

 メディアファイブは、北畠謙太郎社長(40)がコンサルティング会社で企業や学校経営の新しい展開を手がけてきたなかで、新たなソフト開発を目指しスタートさせた。現在、ソフトの販売は月平均で約7000本にのぼり、全国で100を超える小中学校など教育機関と契約。
経営コンサルティングなど業務の内容は幅広い。
 北畠社長は「これからは自分自身にいかに投資できるかという時代。日本人の学習意欲は高く、自己投資に際限はない」とみる。
 4月からは学習塾や専門学校などの教育機関と提携し、インターネットを使った通信教育事業も開始。受講者がネットを通じて学習課題に取り組んだ結果を受け取り、講師が添削して返
信する。電子メールで講師とやり取りができる。
 IT(情報技術)社会が進めば、
「企業にはビジネスを進めるにあたって強い倫理観が求められる」
と北畠社長は強調する。「お金をもうけることを考えるより、どう工夫すれば、お客さんが喜んでくれるサービスを提案で きるかが重要になってくる」と話す。
 来年3月以降に、東京証券取引所の「マザーズ」に株式を上場する予定。
 


2001年3月30日 日経新聞
県創造的企業投資育成財団セクト化学に5500万円投資

埼玉県創造的企業投資育成財団(会長・土屋義彦知事)は29日、断熱塗料のセクト化学(埼玉県川口市、鯨井正見社長)に総額5500万円を投資することを発表した。このうち5000万円は間接投資で、同社が発行するワラント債(新株引受権付社債)をあさひ銀事業投資(東京・中央)が引き受ける。更にセクト化学は財団に対する第三者割当増資により500万円を調達する。
 同社は紫外線を吸収する塗料の製造販売が主力で、窓用の断熱フィルムを新幹線用に供給するなどの実績がある。今回調達する資金は今後、需要が期待できる情報機器向けの断熱塗料の拡販などに活用する。
 同財団が2000年度に投資したベンチャー企業はセクト化学が4社目。既に教育ソフト開発のメディアファイブ(浦和市、北畠謙太郎社長)などにも投資しており、投資額は4社合計で1億8000万円になった。同財団は地域の中堅企業にも投資しており、「2001年度には投資先から店頭情状の第1号を出したい」(事業部)としている。


2001年3月18日 讀賣新聞
IT社会の教育ビジネスとは… カギは「人との触れ合い」

 
 急速に進展するIT(情報技術)は、我々のライフスタイルを変えつつある。ゲーム形式の教育用コンピューターソフトなどを開発・販売する浦和市のベンチャー企業「メディア・ファイブ」は、インターネットを活用した通信教育、自習教室事業を提案、県創造的投資育成財団が募集した今年度の「彩の国サクセスプレゼンテーション事業」で優秀賞に輝いた。同社の北畠謙太郎社長(40)に、IT社会における教育のあり方や、起業家の心構えを聞いた。
−インターネットを活用した通信教育、自習教室事業の狙いを
 「忙しい現代人が、いつでも、どこでもインターネットを使って、人との触れ合いを感じられる教育を展開したいと考えました。新年度から始める予定です」
 「例えば、サラリーマンが昼休みに喫茶店で資格試験の勉強をするとします。疑問が生じたら、携帯電話でインターネットに接続し、講師に電子メールを送る。複数の講師をネットワーク化しますので、24時間以内に必ず返事が来る。定型的質問には、自動応答するシステムも用意します。生徒と講師が、”メール友達”のようにお互いをイメージしながら勉強を進められます」
−なぜ、教育や資格試験のソフト事業に乗り出したのですか
 「もともとはコンサルティング会社で企業のニュービジネスや学校経営などにかかわっていて、必要なソフトを開発するためにこの会社を作りました。これからの社会は、自分に投資し、能力を伸ばして豊かな生活を築いていく社会です。衣服や食べ物などの消費財へのニーズは飽和していますが、個人が持つ『自分を高めよう』という自己投資欲に限度はないと思います」
−それに貢献しようと  
 「はい。勉強にはいくつかの段階があって、単調な部分を乗り越えないと次に進めません。ゲームソフトメーカーにいたころ、テレビゲームに熱中する子どもたちを見て、このエネルギーを勉強に向けられないか、とも思っていました。1999年度の教育ソフト市場は約115億円で、情報産業においても、教育、資格試験分野は重要なキーワードです」
−パソコンを使った教育で、教諭は必要なくなるのですか
 「むしろ逆です。東京都内のある私立工業高校では、中学の数学用ソフトを改良して補習に導入しました。生徒用の100台パソコンから、学習状況が逐次、先生のコンピューターに集まる仕組みで、先生は的確な個別指導ができます。我々の役割は、先生と生徒のコミュニケーションをより増やすためのソフト作り。そういう意味では、先生の負担は増し、より一層の熱意や、親身のアドバイスが必要になります」 
−最近のITブームをどう考えていますか
 「物事のスピードアップや、ホテルの予約といった利便性向上が話題になっていますが、これは、既存の手続きの中間過程を簡略化するに過ぎません。ITによる新たな需要を喚起することが必要だと思います。また、コミュニケーション手段の発達は、消費者が商品やサービスをこれまで以上に比較することを意味し、企業には、誠実さや倫理観がより求められます」
−県内のベンチャー予備軍にメッセージを
 「埼玉は、人材、物流ともにそれほど変わらないのに、事務所コストはそんなに高くない。情報は、インターネットで収集すればいい。地に足を着けて仕事ができる点で、ビジネス環境はいいと思いますね。僕は、運と周囲の支えでここまで来ました。もうけようと考えるより、世の中の役に立つことを生きがいにするのが、経営者の務めではないでしょうか」
 
メディア・ファイブ
 1993年11月、教育用ソフトの開発などを目的に設立。資本金4500万円、社員12名。現在、教育用コンピューターソフト25種、資格試験用ソフト17種など計45種類のソフトを販売。教育用ソフトでは業界8位で、全国100以上の学校に納入されている。2001年3月期は、売上高約2億2400万円の見込み。東京証券取引所のベンチャー企業向け市場「マザーズ」に来年3月以降、株式を上場する方針。
 
記者から
 大学時代、著作権法について学び、「工場のない企業が将来、大きく成長する」と感じたという北畠社長。今まさに、自分でそれを実証しようとしている。
 インターネットを活用した教育の根底にあるのは、人と人とのコミュニケーション。文教都市・浦和から提案する新しい教育システムに、注目が集まっている。若い社員に囲まれ、経営方針を熱く語る北畠社長に、ベンチャー企業の勢いを感じた。(石原 穀人)


2001年2月23日 全私学新聞
試験対策ソフト「メディアファイブスペシャル」

 株式会社メディアファイブ(埼玉県浦和市)では、高校受験や資格試験に役立つ学習ソフト「メディアファイブ スペシャル」(media5 special)シリーズを開発・発売している。

「メディアファイブ スペシャル」シリーズは、ウィンドウズ対応版のCD-ROM。(1)3人のキャラクターが最適な学習方法を指南するナビゲーションモード(2)本格的なゲーム学習で暗記対策に効果があるゲームモード(3)苦手分野を集中学習するトレーニングモード(4)オリジナルの問題集などを作れる編集モード−の4つの章で構成され、学習履歴・成績の管理や問題集の印刷もできる。
 高校受験生向け”中学シリーズ”(写真)は、「英語1〜3年」「数学1〜3年」「国語1〜3年」「理科第1・2分野」「社会歴史」「社会地理・公民」の6種類。いずれも新学習指導要領に対応し、本体標準価格は8,800円。また「宅建」「ソフトウェア開発技術者」「初級シスアド」「行政書士」「一級建築士」など、2001年度版の”資格試験サクセスシリーズ”は、本体標準価格が9,800円または10,800円となっている。


2001年1月30日 日刊工業新聞
メディアファイブ通信教育事業に参入
学習塾などと提携 ネットで個別指導 第1弾は社労士講座


【浦和】学習ソフトウェアを手がけるメディアファイブ(〒330-0063 埼玉県さいたま市浦和区高砂1-2-1 エイペックスタワー浦和・オフィス西館3F)は、学習塾や専門学校などの教育機関と提携して、インターネットを使った通信教育事業に参入する。同社が販売する資格取得や学校教育用ソフトの購入者が、ネットを通じて専門学校の指導を個別に受けられる内容。すでに、群馬県の学習塾など5社と提携を結んでおり、3月開始の社会保険労務士講座を第1弾とする。

 メディアファイブは、1級建築士や社会保険労務士といった資格取得や小、中学校向けの各種教育ソフトを「ELSA STEPシリーズ」として販売する。単語登録や学習問題作成などの編集機能に加え、ゲーム感覚で学習できるのが特色とされ、累計5万本の販売実績を持つ有力学習ソフトハウス。今回、通信教育事業でもソフトの知名度を背景に他社との差別化を図れると判断し、通信教育事業への参入に踏み切る。
 通信教育では、受講者が学習に取り組んだ履歴を同社が管理するサーバに送信し、指導者が添削した上で返信する。学習塾や専門学校の指導者が受講者の能力や成果に応じた個別指導を行うことで、受講者の学習能力の向上に役立てる。
 受講者に対する指導については、近未来学習塾(群馬県桐生市)や理究(横浜市旭区)など提携先の5社で講師を確保。受講料は1ヶ月8000円程度とし、初年度約1000人の受講者を見込んでいる。
 同社では、同事業への参入を通じて、ソフトの販売実績の向上にも繋げる方針で、今後は中学校の科目や行政書士、宅地建物取引主任者など、講座内容も拡充し、フランチャイズ(FC)による全国での事業展開もめざす。


1999年8月25日 産経新聞
学習ソフトのベンチャー企業 的確な情報技術知識で地歩築く
ぶぎん地域経済研究所社長 樋爪龍太郎氏


  浦和の「メディア・ファイブ」は、学習ソフトの開発と販売を主業とする小企業である。社長の北畠昭夫さんは上場企業の役員を退いてから、長男の謙太郎さんがもつコンピュータソフトウェアの技術をもとに、1993年ベンチャー企業を立ち上げた。
 謙太郎さんのソフト開発歴は長く、ゲーム関係も含め多様なソフトを手掛けてきたが、今は統合型学習ソフトに独自のアイデアを盛り込み、資格試験受験者や学校関係者の注目を集め始めている。

従来の学習ソフトに比べどこが違うかといえば、ユーザーが自分の好みで編集し、興味を持続させながら学習することを可能にした。例えば、英語や歴史の単語を覚えたい場合、まず単語をためこむデータベースに好きなデータを付け加えたり、オリジナルデータを作成することができるうえ、記憶の訓練にはデータベースから自動的に作成される問題を解いているうちに無理なく覚えられるように工夫されている。
 この学習では、間違いが多い問題だけを取り出して出題したり、簡単な問題から難しい問題にレベルアップしながら出題することもできるので、学習する人は自分のスタイルとペースで取り組むことができる。また、パッケージに組み込まれた試験問題にチャレンジして力試しをしたり、ゲームソフトを使ってゲーム感覚で学習することもできる。しかも学習の履歴が克明に記録されるから、計画的な勉強が可能になり、教師が参加する場合は生徒の学習状況をチェックすることもできる。
 統合型学習ソフトのこうした特色は、学習する人に対する謙太郎さんの深い洞察に基づいている。すなわち、最近の子供はいわゆる学級崩壊に象徴されるように、従来のマス教育になじみにくく、個別教育での対応が必要なケースが増えつつある。したがって子供が興味をもって端末機に向かい合うようになれば、知識を吸収するたぐいの学習はかなりの程度学習ソフトに任せられるから、そうした教育作業から開放された教師は個々の生徒と時間をかけて生徒と接することができるようになる。学習ソフトに様々な編集機能を組み込んだのも、子供や学習者が自分の世界をつくることによって、楽しく自然に勉強が進むことを目的にしたのだという。
 情報化の時代も単なるデータや情報の伝達から、知識や知恵を活用することによって従来とはまったく異なる成果を上げていくような方向が目指されているようだ。謙太郎さんの学習ソフト開発思想もそういった認識に根差しているという。今、社会保険労務士や情報処理技術者などの資格を目指す人々や教育委員会、学校などからの需要が大幅に増えており、北畠さん親子は今後の事業発展に手ごたえを感じておられる。学習ソフトの分野で当社がはやくも一定の地位を築きつつあるのは、謙太郎さんの時代と情報技術に対する的確な認識があればこそなのだろう。

1999年11月11日 日経新聞
「マザーズ」上場目指す 四半期決算や会社説明会 体制整備急ぐ

  東京証券取引所が11日に創設する新市場「マザーズ」への上場を目指すベンチャー企業が埼玉県内で相次いでいる。レーザー技術やソフト開発などのハイテク企業が多く、東証の説明会に参加した企業には「上場のノウハウの無い会社でも相談に乗って後押ししようという姿勢が見られた」と評価する声もある。一方、「ナスダック・ジャパン」や店頭市場への公開を目指すか、なお状況を見極めたいとする企業もある。
 精密計測器製造のリングアンドリンク(所沢市、金丸敏雄社長)は3年以内にマザーズへの上場を狙う。レーザー発振器などが主力で年間売上高は10億弱。「技術者ばかりの会社なので、上場会社に義務付けられる四半期決算に対応するための体制整備が必要となる」(金丸信一専務)という。ナスダック・ジャパンも検討したが、東証の説明会などに参加した結果、マザーズへの上場を目指すことにした。
 教育ソフト開発のメディアファイブ(浦和市、北畠謙太郎社長)も5年以内の上場を目指す。「将来は直接の資金調達が必要になる。上場基準は5年以内に満たせる」(北畠社長)としており、小学校教育や資格試験向けのパソコンソフト拡販に注力する。
 新薬の臨床試験事業などを手がける富士バイオメディックス(鴻巣市、黒岩幸雄社長)は2001年5月に店頭市場への公開などを目指しており、マザーズ上場も検討中。年内をめどに店頭、マザーズ、ナスダックを比較して、方針を決める考えだ。
 マザーズは上場審査機関を1ヶ月程度に短縮したベンチャー企業向けの新市場。四半期決算や会社説明会の義務付けなど投資家への情報開示を徹底することで、経常損益が赤字だったり債務超過の企業でも上場できるようにした。
 ベンチャーキャピタル関係者の中には「”格下”のマザーズに上場してもメリットは小さい。基準を満たすなら店頭公開を目指すべき」との指摘もある。ドラッグストアチェーンのクリーンクロス・コア(大宮市、鈴木孝之社長)は東証の説明を聞いたものの、店頭公開を目指す既存方針を変更しないことにしたという。


1999年6月9日 日経新聞
メディアファイブ
独学用ソフトで攻勢 小学教科から資格試験まで

ソフト制作のメディアファイブが自社ブランドの教育用ソフト「ELSA」シリーズで攻勢に転じている。ユーザーが自分で情報を検索・整理していく編集機能がついており、小学校低学年から大学受験生、ビジネスや資格試験の受験者向けに独学用ソフトとして支持され始めた。  例えば同社の世界史の学習ソフトで「中国」を検索すると、中国関連の歴史事象がずらりと並ぶ。
その中から学習したい事項を選んでデータベースとして蓄積していく仕組みだ。 インターネット上で関連するホームページ を引き出して必要な情報を取り込んでいく機能もつけた。
 さらにデータベースを使って二者択一や入力式の問題を作ることできる。誤りが多かった問題を頻繁に出すようにしており、反復練習による記憶の定着を狙った。
 従来の学習ソフトは単純に並列された問題群をクリックしながら一つずつ覚えていく方式で、紙製のドリルが画面に移っただけのような状態だった。一方、ELSAシリーズは自分の手と頭で整理していくのに近い感覚だ。
 「受け身の学習ソフトでない点が評価され」(北畠社長)、通常の卸売りのほか、学校単位での契約も増えてきた。最近は岐阜市の中学校が900本の英語の基本ソフトをまとめて購入したという。
 北畠社長は下水道土木大手の大盛工業で専務を務め、退職直前にメディアファイブを設立した。97年にはパソコンの苦手な中高年向けに操作法を教える「がんばれおやじくん」がこの業界としてはヒットと言える5000本を販売し、少しずつ知名度を上げてきた。 パソコンの教育ソフト業界は大手電機メーカーやその系列会社が多く、国内市場はおよそ100億円程度と言われている。失業と再就職が社会問題になっている現在は資格試験などのソフト需要は大きく、同社にとって追い風が吹いている。さらに文部省は高校教育へのパソコン導入を検討中で「高校に導入されれば、中学にも広がるはず」(北畠社長)。市場が開けてきたばかりのソフト業界だが、その成長性に期待をかけている。

1999年3月13日 全私学新聞

総合型学習ソフト メディアファイブ エルサ スペシャルバージョン2

 
 株式会社メディアファイブ(埼玉県浦和市)の総合型学習ソフト「エルサ スペシャルバージョン2」は効率的な学習を可能にするために、「電子ブックエデュブック」「電子単語帳タンゴ」「電子問題集テストメーカー」「ゲーム学習ソフト ドン・キウォーク」「ゲーム学習ソフト ラインの黄金」の5つのソフトを内蔵している。
 このエルサは学習に不可欠な知識の導入→重要事項の整理→覚えたい知識や語句の習熟・訓練→評価という一連の手続きを全て網羅している。 エデュブック(電子教科書)では教科書を読むように学習でき、生徒はインターネットで調べたものを電子本としてつくることができ、知識の整理ができる。
 本や参考書にラインマーカーをつけることがあるが、そのマーカーをつけたところを自動的に整理するソフトが電子ブック「EDU-CARTRIDGE BOOK」だ。
 これは重要ポイントをマークするだけで簡易データベースソフト「タンゴ」に整理される。整理された情報を自動的にクイズ形式で出題し、記憶学習することもできる。普通の教科書を読むようにして勉強することができ、場面によって、絵が表示されたり、音楽や音声を流すこともできる。タンゴ(電子単語帳)では繰り返し学習ができ、また単語が過去の問題でどのように使われてきたかなどを検索できる。
 テストメーカーでは過去問題を検索して解くことができ、テスト形式で学習の評価ができる。ドン・キウォーク(小・中学生向け)やラインの黄金(高校生以上)では」気分転換でゲーム学習ができる。
 また機能の点では誤答率表示機能、復習機能、自動難易度調整機能など学習時に役立つ機能も備えており、スムーズに学習できる。
 信販売も活用し、今後1年間で1億円の売上をめざす。

 

1996年5月21日 日経産業新聞
メディアファイブ パソコン用教材ソフト
ゲーム感覚でお勉強 語句の追加や項目並べかえも
 

マルチメディア・コンテンツ(情報の内容)企画・製作のメディアファイブ(浦和市、北畠昭夫社長)は資格試験対策や子供の学習向けにパソコン用の教材ソフトを開発した。ユーザーがノート感覚で重要語句の追加や項目の配列変更をできる。別売の歴史や冒険物語のソフトと組み合わせてゲーム感覚で学べるなど新しい試みを取り入れた。22日から書店や大学生協などで販売する。
 


 教材ソフトは「TAN=GOO(単語)データセット」と呼び、フロッピーディスクとCD-ROM(コンパクトディスクを利用した読み出し専用メモリー)版がある。フロッピーは公務員試験、宅建など資格試験と小学社会、理科など子供の学習用、一般教養の計13種類で価格は5800円−1万2000円。
 CD-ROMは「基礎英語」「ビジネス英語」など3種類で9800円。ナレーション入りで、音楽用CDプレーヤーでも内容を聞ける。フロッピー、CD−ROMのいずれも用語の書き込みや並べ替え、自前の練習問題作成の専用ソフトが入ってる。 別売りのCD−ROMソフト「ラインの黄金」「ドン・キウォーク」とともにパソコンに読み込むと、ゲーム感覚で学習できる。「ラインの黄金」はワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」を基に製作した。妖精と出会ったり鬼や妖怪と勝負しながら重要語を学ぶ。 「ラインの黄金」は7800円で25日に発売する。「ドン・キウォーク」は9800円で既に発売している。今後、単語ソフトの種類を増やすとともに、出題形式なども多様に変えられるタイプも製作する。
 メディアファイブはソフトを、パソコンショップに加えてダイエー系書籍チェーンのアシーネや大学生協で販売する。スーパーに買い物に来る親子や、資格取得をめざす学生の需要を見込んでいる。通信販売も活用し、今後1年間で1億円の売上をめざす。
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