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企業研修の情報化とイノベーション手法
代表取締役 北畠謙太郎
企業における人材開発の現状と将来動向| これからの人材開発をめぐる企業戦略| これからの企業研修の在り方
これからの人材開発をめぐる企業戦略
戦略を実現するキーワードは進化力
 企業はマーケットの変化に合わせて、当然商品もそのマーケットにもっとも利益の出る商品に変貌させなければなりません。しかもその商品を生み出す組織や人を進化させることも重要です。
 昨今、企業価値を計る物差しとして時価総額という観点があります。しかし生み出す利益も、その組織に構成されている人も良く見ると大変不安定なものです。本当に必要なことは「経営資源の蓄積」ではないでしょうか。そしてこの経営資源の蓄積こそ「進化力」が指標となり、本当の意味での企業価値と私は考えます。
組織・商品・マーケットの改良

組織としての進化
商品としての進化
マーケットとしての進化
●組織(個人)としての進化
 組織の進化と個人の進歩は企業の進化そのものとなります。マーケットの変化にあわせて商品を進化させ、それを作る個人の意識を進化させ、組織を変えなければなりません。しかしこれはもっとも難しいことです。人は自分の仕事に愛着を感じます。その仕事がうまくいっていればいるほど愛着を感じます。その愛着ゆえに所有意識や縄張り意識が芽生えます。組織や自己の大幅な変革はだれもが嫌がるものなのです。そしてそこから派閥争いや組織の硬直化、会社の分裂が生まれるのです。そもそもトップが自分の成功体験からなかなか抜けられないのです。会社の寿命が30年といわれるのもそもそもそういった根本的な人間のさがに起因しているのでしょう。この人間のさがを乗り越えるには、人の進化を余儀なくさせる“システム”を導入するしかありません。
 
組織の改良:コストパフォーマンスの高い組織にするには
  労働の流動化は必要な人材のコストの高騰につながる。
  社内で有望な若い人を短期間で育てるシステムの構築が重要。
  社内にノウハウを残さないと将来的に大きなコスト負担を強いられる。
  新しい人材開発システム構築が急務。
●商品としての進化
 企業は商品やサービスの改良は永遠に続けていかなければなりません。商品を市場に投入し、その中で、お客様の反応やクレームを分析し、より満足度の高い商品やサービスにバージョンアップさせていく必要があります。この情報を組織的に営業やサポートから企画や開発、経営陣へ吸い上げるシステムをつくるべきです。
●マーケットとしての進化
 マーケットは絶えず変化します。その変化は最近、日増しに激しくなっていくようです。時には3分の1になったり、1年間で10倍になるマーケットもまれにあります。消費市場の大部分は減少傾向にありますが。そのなかで市場の変化に敏感に察知し、その市場の本質を見極め、将来動向までも把握して、より確実に売れる商品を市場投入していかなければなりません
 
商品の改良・マーケットとのつながりの改良

企業における知識の空洞化の問題
研修の縮小傾向、リストラ、リエンジニアリングで→知識の空洞化が起きている。
これでは景気が回復基調の時に飛躍できない。
業績をあげられない現在、知識資産を増やすチャンス
米国では90年代のリストラ、リエンジニアリングにより組織の空洞化が生じた。
  今日、企業の人材開発が米国企業の主要な戦略となりつつあります。
CKO(Chief Knowledge Officer)の誕生

情報は進化する

情報は進化する コンピュータの利用は、データ→情報→知識→知恵と進みます。最初コンピュータは汎用機として、とくに銀行などで、お金の管理のために利用されました。そしてパソコンが普及し、ワープロや表計算、会計や財務の管理、など情報のツールとして利用されています。そして情報を検索して知識を得るツールとしてインターネットがひろがる今日はまさに情報→知識への過渡期といえるでしょう。そして今後、企業研修や学校教育のツールとして普及することにより知識→知恵の道具へと変貌していくことが予想されます。その後、人間の思考支援の道具としてパソコンは、知恵の道具になるでしょう。

企業におけるソフトウエアの管理、運用も最初はデータの管理から始まります。財務データ、人事データの管理から始まり、そして次にインターネットやメールに代表されるように、情報の収集や伝達に利用します。現在はこの段階が主流です。つぎの段階で社員教育などのノウハウの管理・伝達・運用に移行します。今後は、いかにノウハウの管理・運用のシステムを活用しているかが、企業価値に直接つながってくるでしょう。


企業における情報のクラスター
企業における情報のクラスター企業における「ブランド」は、あらゆる企業の持つソフトウエアの内容、クオリティ、規模を表す最も重要なソフトウエア資産といえるでしょう。
商品は本体的価値×価格×サービス×ブランド×情報×コンセプトといわれています。ブランドとはまさに本体的価値や価格、サービス、情報、コンセプトを長期にわたって構成してきた“象徴”といえるでしょう。

暗黙知と形式知
知識資源のシステム構築が必要
システム構築上の問題点
ノウハウのシステム化は難しい。
  ノウハウのシステム化は大変難しいものです。その一番の理由は、社員は根本的に、自分の与えられた仕事の価値を生み出すことだけで精一杯であり、余計な役割はかならず定着しません。知識の共有でさえ、本当にスタッフが必要と考えるもの以外は確実に形骸化します。私が属していたシンクタンクでも、スタッフが知識の共有を目指して、研究情報をシステムにインプットすることが義務づけられていましたが、単なる義務感だけで、スタッフは事務処理をするようにその端末に入力していました。したがって当時はとてもその情報を活用している人はいませんでした。多くのスタッフが、もっとも重要なノウハウは、そこにはインプットしないからです。なぜなら不特定の社内構成員に自分のノウハウを提供したら、ライバルが増え、仕事がとられる可能性があり、百害あって一利なし、だからです。スタッフにとって一利のないシステムや制度はかならず形骸化します。
それではどのようにしたらよいでしょう。その解決策は下記のとおりです。
解決策
  業務遂行により役立つ(効率性、利便性など)システムにする。
業績評価制度と連動させる。
セクション単位で指導。
システムに乗せやすいノウハウから着手する。
個人から始める。
 まずは、仕事にプラスになり、自分がそのシステム構築を担う一員であり、それにより業績評価される、というものでなければなりません。しかも部署ごとに、しかも明確にノウハウをシステムに載せやすいものから構築することが必要でしょう。部署ごとの目標管理やスキルアップなど個人的な情報・ノウハウ管理から着手することをお勧めします。
パソコン・LANの活用が有効
グループウエアの一環として研修システムをノウハウ管理システムとして組み込むことが必要でしょう。
従来型研修のメリット
従来型研修のデメリット
暗黙知の伝達に向いている
ディベートができる。
コミュニケーションの促進
新しい概念を理解しやすい
集中して学べる
コストがかかる
仕事が中断する
継続性が取りにくい
自分の能力ペースで学習できない
仕事ですぐに活用しにくい
 
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企業における人材開発の現状と将来動向| これからの人材開発をめぐる企業戦略| これからの企業研修の在り方
 
 

北畠謙太郎
きたばたけ けんたろう

1960年埼玉県生まれ、埼玉大学教育学部卒。コナミを経て日本総研 研究事業本部所属研究員として11年新規事業経営コンサルティングをおこなう。IT技術、マルチメディア、インターネット、医療システム、学校経営、ナレッジマネジメント等多数のプロジェクトを手がける。教育ソフトベンチャー企業の経営も93年当社設立から15年手がける。2007年1月〜5月教育ソフト販売金額No.1に導く。99年「エデュカートリッジ・データ・システム(国内・米国特許取得)」を考案・開発(特許6件出願中)。著書に『明日の事業開発』(共著)がある。
 
埼玉ニュービジネス協議会 副会長
埼玉経済同友会 会員


企業研修の情報化とイノベーション手法
企業における人材開発の現状と将来動向
これからの人材開発をめぐる企業戦略
戦略を実現するキーワードは進化力
企業における知識の空洞化の問題
情報は進化する
企業における情報のクラスター
暗黙知と形式知
これからの企業研修の在り方
 
グループウエアを活用した人材教育システムの構築
5年で新人を育て、次の5年でリーダーを育てる
スキルの習得
企業教育情報化戦略
 
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