教えて資格試験シリーズ
教えてEnglishシリーズ
<<前の章へ
 
第3章
2010年2月1日

2010年2月1日
ヨシオのアパート 

携帯電話の音 実家の母親
母 親「もしもしヨシオ、ヨシオまだ寝ているの。あんたいつになったら就職決まるの? 高い学費だして、プータローでどうするのよ。」
ヨシオ「うるさいなあ、こんな不況じゃあしょうがないだろ」
母 親「でも、内定もらった友達もいるのでしょう。あんた資格でもとったら。この間母さんの友達の美津子さんとこの和義君、なんかIT系の難しい資格とったら通信関係の関係会社に受かったってよ。あんた文学部なら資格でもとったら。」
ヨシオ「カネがないよ。バイトだってなかなか口がないんだよ。」
母 親「とにかく寝てばかしいたってなんの解決もしないのよ。」
ヨシオ「わかったよ。調べるよ。もう切るよ。」ピッ

 

ヨシオ「資格なんてなあ。やる気が起きないなあ。どんな仕事したいかわからないし。学校の本屋で資格がならんでたなあ。」


「うふふふ」
ヨシオは、はっとして空耳かと疑った。
突然暗い下宿部屋の空間に2つの大きなシャボン玉のようなものが現れると、みるみる大きくなって、
シャボン玉ははじけ、そこに女の子と頭に羽を付けたへんてこなロボットみたいのがあらわれた。

 

ナナミ「いたたたた〜!」
ヴェロ「到着ロボーーー!無事、過去の世界に来れたようロボ。」
ヴェロ「おっと、目の前を見るロボ。ターゲット発見ロボ。」
ナナミ「あっ!こんにちわ!驚かせてごめんなさい。あなたはヨシオさんですよね?」
ヴェロ「我が輩達は、今から20年後の未来からやってきたのロボ。」
ナナミ「私は学習型アンドロイド MR-773。みんなはナナミと呼んでくれるわ。」
ナナミ「こっちは相棒のヴェロッキオよ。」
ヴェロ「ヨロシクロボ。」
ナナミ「私たちは重要な任務を受けて未来からやってきたのよ。」
ヴェロ「実は、この時代から10年後、日本は分割統治されるようになってしうロボ。」
ナナミ「1990年のバブル崩壊から20年日本人が自信とやる気を失いあなたがいる2010年から20年で先進国の座を追われ、とうとう9年前、2021年に国は崩壊し、米国、中国、ロシアに分割統治されることになったの。」
ヴェロ「我が輩達を作った三津枝博士は、その危機を防ぐため我が輩達をこの時代にタイムスリップさせたロボ。」
ナナミ「未来のリーダーを育成するために。」
ナナミヴェロ「あなたはそのリーダー候補に選ばれたのよ!」
ヴェロ「ナナミは三津枝博士が作った学習型アンドロイドロボ!学習型アンドロイドは知識を吸収することで、レベルが上がっていくロボ。」
ヴェロ「あなたには、未来のリーダーになるための第一歩として、ナナミを育ててもらうロボ!」
ナナミ「私にいっぱ〜い教えてほしいの。」
ヴェロ「ナナミを育てあげることができれば、これからの時代に、生き抜く知識を得た証拠になるロボ!」
ナナミ「よろしくお願いします。」
ヴェロ「ナナミをよろしくお願いするロボ。」

 
ヨシオ「それじゃあIT関係の資格からとろうかな。そのあとどうするかはそれから考えればいいや。」
ヴェロ「学習するには、脳生理学的により効率よく学習しなければならないロボ。まずこの時代の人間は文字だけでが学習しようとする。しかしそれでは頭脳のトレーニングに無駄がある。目と耳を使って、つまり文字を追いながら読み上げ音声も同時に流すほうが脳は10倍以上活性化するロボ。」
最新鋭のfMRIによる測定結果
首都大学東京大学院 人間健康科学研究科 妹尾淳史准教授のご協力により最新鋭のfMRIを使った実験を行い、文章を読むだけの単純な勉強とmedia5ソフトを使った速耳+速読機能での学習を測定・比較したところ、脳の海馬・扁桃体といった長期記憶に関連する部位が強く反応することがわかりました。
※fMRI=機能的核磁気共鳴画像法
 
ヴェロ「脳を鍛えることを専門にトレーニングするナナミもいるロボ。メディアファイブから出している「ナナミの脳機能10倍UP大作戦シリーズ」だロボ。脳を鍛えることを中心に行いたいならこちらを買うロボ。」
ヨシオ「俺は勉強は嫌いだが、頭はいいんだ。そんなのいらねえ。」
ヴェロ「そういうやつに限って、脳は発達していないロボ。」
ヨシオ「うぜえ白ダルマだな。ウセロ!!!」
ヴェロ「頭の悪いことを指摘して怒るやつほど頭は悪い。」
 
 
 
<<前の章へ
 
株式会社メディアファイブ
 
メディアファイブ