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全国の数十万件あるという電気を送電し、配電する設備である電気工作物による事故や災害を防止し効率的な運用を行うための電気の専門家として、工事、維持、運用の保安と監督にあたるのが電気主任技術者の仕事です。資格取得者の数がまだ少なく、また今後も対象施設が増える見こみなので、電気業界の中ではニーズが高い資格です。 |
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第三種電気主任技術者とは |
電気主任技術者は、発電所や変電所、工場、ビルなどの受電設備や配線など、電気設備の保安監督という仕事に従事します。電気設備を設けている事業主は、工事・保守や運用などの保安の監督者として、電気主任技術者を選任しなければならないことが法令で義務づけられています。
第三種電気主任技術者は、電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物(出力 5千キロワット以上の発電所を除く。)の工事、維持及び運用の保安の監督を行うことができます。 |
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第三種電気主任技術者試験の内容 |
4科目について科目別に試験を行います。各科目の解答方式は、マークシートに記入する五肢択一方式です。 |
●試験内容 |
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科目名 |
内容 |
理 論 |
電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測 |
電 力 |
発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気材料 |
機 械 |
電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理 |
法 規 |
電気法規(保安に関するものに限る。)及び電気施設管理 |
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●科目別合格制度(科目合格留保制度) |
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試験の結果は科目別に合否が決まり、4科目すべてに合格すれば第三種電気主任技術者試験合格となりますが、一部の科目だけ合格した場合には科目合格となって、翌年度及び翌々年度の試験では申請によりその科目の試験が免除されます。つまり、3年間で4科目の試験に合格すれば第三種電気主任技術者免状の取得資格が得られます。 |
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第三種電気主任技術者試験 受験者数 合格者数 合格率 |
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年 度
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受験者 |
合格者 |
合格率 |
平成21年度 |
47,593 |
4,558 |
9.6% |
平成22年度 |
50,794 |
3,639 |
7.2% |
平成23年度 |
48,864 |
2,674 |
5.5% |
平成24年度 |
49,452 |
2,895 |
5.9% |
平成25年度 |
49,575 |
4,311 |
8.7% |
平成26年度 |
48,681 |
4,102 |
8.4% |
平成27年度 |
45,311 |
3,502 |
7.7% |
平成28年度 |
46,552 |
3,980 |
8.5% |
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オススメ学習ソフト |
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Windows
DVD-ROM |
価格9,800円+税 |
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