経済の発展のために大きく分離するに至った「生産」と「消費」とを、有機的に再結合させる経済活動のこと。
経済が発展するに伴って「生産」と「消費」の間には、以下のような隔たりが生じるようになった。
①所有の分離(生産者と消費者の間の人的な隔たり)
②空間の分離(生産と消費の間の場所的な隔たり)
③時間の分離(生産と消費の間の時間的な隔たり)
④量と組み合わせの分離(生産と消費の間の個別品目の量、組み合わせの隔たり)
⑤情報の分離(生産者と消費者の間の情報の隔たり)
こうした隔たりを再結合することが、流通の果たす社会的役割である。
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