株式の制度、株主の有限責任制度、所有と経営の分離、資本の制度という4つの特徴を持つ、代表的な会社形態である。
大規模あるいはリスクのある事業を行うに適した共同企業形態である。資金を多くの人から集める必要があるため、株式および間接有限責任が採用されている。
株式とは、細分化された均一な割合的単位の形をとる、株式会社の社員たる地位をいう。細分化することで、零細な資本を広く結集することができる。また、均一な割合的単位とすることで、会社と社員間の法律関係を単純化し、社員の個性を喪失させることができる。
間接有限責任とは、各株主が、会社債権者に対して何らの責任を負わず、会社に対して自己の引き受けた株式の引受価額を出資する責任のみを負うことをいう。これにより、多数の者が安心して容易に会社に資本参加することができる。
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